日工の技術図書

天然ガスパイプラインのすすめ
商品コード:
Pipeline_

天然ガスパイプラインのすすめ

販売価格/
2,700 円(税込)
ポイント/ 0 Pt
地球温暖化防止の対策として化石燃料の中では最もCO2排出原単位が小さい天然ガスの利用拡大が注目されています。現状、日本への天然ガスの輸入はすべてLNGに頼っています。一方、中国、韓国、ロシアなどは天然ガスパイプライン網を整備し、強固な天然ガス供給体制を構築しつつあります。このような中、わが国でも天然ガスパイプラインのあり方に関して議論がなされています。
日本エネルギー学会の天然ガス部会輸送・貯蔵分科会では天然ガスパイプラインに関する内外の敷設状況やこれまでの歴史、並びに関連の技術などについて勉強会を重ね、その成果を総説として日本エネルギー学会編集による単行本「天然ガスパイプラインのすすめ」として発行することにいたしました。本書は天然ガスパイプラインに関する現状理解に役立つものになると思います。

2011年3月1日発刊
編集:一般社団法人日本エネルギー学会 天然ガス部会 輸送・貯蔵分科会
編集委員長:藤田和男部会長
副委員長:湯浅和昭分科会長
吉武惇二編集幹事
奥田誠部会幹事

B5版 本文260頁

■目次

第1章 何故今、天然ガスなのか?
1.1 資源的、エネルギー戦略的視点
1.1.1 天然ガス利用の新潮流
1.1.2 資源の分布と生産動向
1.2 天然ガスの価格と経済性
1.2.1 世界の天然ガス価格指標
1.2.2 天然ガス価格の変動の特徴
1.2.3 日米のLNG価格の違い
1.2.4 湧き上がる原油リンク廃止論
1.3 非在来型ガス資源のポテンシャル
1.3.1 非在来型天然ガス資源の定義と資源量
1.3.2 非在来型天然ガスの開発技術(水平坑井・水圧破砕・マイクロサイスミック)
1.3.3 非在来型ガスの今後の動向
1.4 地球環境にやさしい天然ガス
1.4.1 化石燃料の中の優等生
1.4.2 高度利用システム

第2章 我が国の温室効果ガス25%削減政策とガスパイプライン
2.1 温室効果ガス削減の可能性
2.2 産業、民生、運輸部門別エネルギー消費とCO2排出量の予測
2.2.1 産業、民生、運輸部門別エネルギー消費
2.2.2 CO2排出量の推移
2.2.3 エネルギー消費とCO2排出量の予測
2.3 ガスパイプラインのCO2削減への貢献度
2.3.1 電力部門でのCO2削減策
2.3.2 日本のエネルギー消費量(全体)におけるガス利用の重要性
2.3.3 ガスパイプラインのCO2削減への貢献度
2.4 25%削減の経済的影響
2.4.1 環境省ロードマップ
2.4.2 温室効果ガス削減の選択肢
2.4.3 25%削減の経済的影響

第3章 パイプラインを巡る地政学(ジオポリティックス)
3.1 地政学(ジオポリティックス)の起源と輸送問題
3.2 何故パイプライン敷設にジオポリティックスが議論されるのか?
3.2.1 パイプラインによる地政学的な「効果」とは?
3.2.2 パイプラインの持つ社会的な機能
3.3 ロシアとウクライナのガス紛争
3.4 カスピ海周辺のパイプライン供給を巡る地政学(ジオポリティックス)
3.5 中国への天然ガス供給を巡るロシアと中央アジア諸国との駆け引き
3.5.1 新しい天然ガス市場としての中国の出現とその影響
3.5.2 ロシア側による天然ガス価格引き上げ攻勢

第4章 天然ガスパイプラインの発達の歴史と現況の展望
4.1 天然ガスパイプライン発達形態の歴史
4.1.1 米国のパイプラインの歴史
4.1.2 欧州(ロシアを含む)のパイプラインの歴史
4.1.3 北東アジア(中国、韓国、日本)のパイプラインの歴史
4.1.4 東南アジア(ASEAN諸国)のパイプラインの歴史
4.2 米国の国際パイプラインの現況と展望
4.3 欧州の国際天然ガスパイプラインの現況と展望
4.3.1 アフリカから欧州への天然ガスパイプライン
4.3.2 ロシアから欧州への天然ガスパイプライン
4.3.3 北海から欧州へのパイプライン
4.3.4 中央アジアから欧州へのパイプライン
4.4 北東アジアの国際パイプラインの現況と展望
4.4.1 ロシアから中国へのパイプライン
4.4.2 中央アジアから中国へのパイプライン
4.4.3 サハリン1のパイプライン
4.4.4 サハリン2のパイプライン
4.5 東南アジアの国際天然ガスパイプラインの現況と展望
4.5.1 インドネシアのパイプライン
4.5.2 ASEAN諸国のパイプライン

第5章 天然ガスパイプラインとLNGの輸送技術
5.1 天然ガスの輸送技術
5.1.1 天然ガス輸送の形態
5.1.2 パイプライン輸送技術
5.1.3 LNGの大量輸送技術
5.1.4 天然ガスハイドレート(NGH)の輸送技術
5.1.5 ジメチルエーテル(DME)の輸送技術
5.1.6 圧縮天然ガス(CNG)の輸送技術
5.1.7 輸送コストの経済比較
5.1.8 天然ガスの新たな輸送技術の実現性
5.2 LNG受入基地の発達形態の歴史
5.2.1 欧州のLNG受入基地の歴史
5.2.2 アジア・中東のLNG受入基地の歴史
5.2.3 米国のLNG受入基地の歴史
5.2.4 南米のLNG受入基地の歴史
5.3 LNGの海上輸送
5.3.1 タンク方式の技術と特徴
5.3.2 推進プラント
5.3.3 LNG船の経済性
5.3.4 ガスオペレーション
5.3.5 近年の技術動向
5.4 LNG受入基地と貯蔵タンク
5.4.1 国内と海外のLNG受入基地
5.4.2 LNG受入基地の主要設備・安全対策
5.4.3 LNG貯蔵タンクの概要
5.4.4 LNG受入基地を取り巻く環境
5.5 幹線パイプラインの建設
5.5.1 幹線パイプラインネットワークの概念設計
5.5.2 幹線パイプラインの基本設計
5.5.3 幹線パイプラインの建設工事
5.5.4 幹線パイプラインの維持管理
5.6 天然ガスの地下貯蔵の概要
5.6.1 地下貯蔵方式の概要
5.6.2 わが国における天然ガス貯蔵施設の必要性
5.6.3 鋼製ライニング式天然ガス岩盤貯蔵

第6章 日本の天然ガス供給インフラの発達形態
6.1 社会的共通資本としての天然ガスパイプライン
6.2 日本のおける供給インフラ整備
6.2.1 日本の天然ガスパイプライン延長とLNG受入基地数
6.2.2 天然ガス輸送手段としてのパイプライン方式
6.2.3 天然ガス輸送手段としてのローリートラック方式(コンテナン方式)
6.2.4 天然ガス輸送手段としての鉄道コンテナ方式
6.2.5 天然ガス輸送手段としての内航船方式
6.2.6 天然ガス輸送におけるモーダルシフト(環境面からの検討)
6.2.7 天然ガス輸送における日韓比較
6.3 天然ガス輸送手段における輸送コスト
6.3.1 パイプラインの輸送コスト
6.3.2 LNG船の輸送コスト
6.3.3 ローリートラックと鉄道コンテナの経済性比較
6.3.4 鉄道コンテナと内航船の経済性比較
6.3.5 パイプラインとLNG船の経済性比較
6.3.6 天然ガス輸送の理想像

第7章 日本の天然ガスパイプライン施策の経緯と今後の展望
7.1 日本の天然ガスパイプライン施策検討の経緯
7.2 天然ガスパイプライン政策に求められる事項
7.3 国内広域天然ガスパイプライン整備のケーススタディ
7.4 民間研究所による国土幹線ガスパイプライン構想の経緯
7.4.1 概説
7.4.2 広域天然ガスパイプライン研究会の活動
7.4.3 アジアパイプライン研究会と北東アジアガス&パイプラインフォーラムの活動
7.5 国土幹線ガスパイプライン整備及び運用の一試案
7.5.1 背景
7.5.2 国土幹線ガスパイプラインの特徴
7.5.3 国土幹線ガスパイプラインの計画概要
7.5.4 国土幹線ガスパイプラインの産業構造改革へのインパクト

第8章 天然ガスパイプラインの提言
8.1 LNGと天然ガスパイプラインとのベストミッックス
8.1.1 我が国にパイプラインが敷設されなかった事情
8.1.2 社会インフラ整備と新たな需要創出
8.1.3 LNGとパイプラインのベストミックスによる天然ガス供給
8.2 提言に添えて  歴史の先人に学ぶ「社会インフラ整備は国家大計なり」

コラム:パイプライン雑学
1.天然ガスには種類があるのですか?
2.天然ガスの組成は産地によって異なるのですか?
3.パイプラインでのガスの取引はどうやっているのですか?
4.パイプラインを敷設する場合、ルートの確保が大変ではないですか?
5.海底パイプラインでは深い所はどの位ですか
6.それではパイプラインで高い所に敷設されたものはどの位ですか?
7.昔シベリアのパイプラインが詰まったと言う話を聞いたことがありますが、何が原因だったのですか?
8.アラスカなどの極寒地帯のパイプラインはどのように敷設されていますか?
9.パイプラインのサイズはどの位ですか?
10.パイプラインはどのように敷設されていますか?
11.都市ガスには種類分けがあるのですか?
12.日本の都市ガスはほとんど13Aと12Aですか?

商品のご購入はこちらから

個数:

日本工業出版は技術誌・技術セミナーで日本のものづくりを応援しています

〒113-8610 東京都文京区本駒込6丁目3番26号 日本工業出版ビル TEL03-3944-1181(代) FAX03-3944-6826

PAGE TOP