日工の技術雑誌

光アライアンス 2018年5月号
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Oa1805

光アライアンス 2018年5月号

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■特集:発光デバイスの最新動向
○デジタルコヒーレント通信用狭線幅波長可変光源
/古河電気工業(株)/向原 智一
デジタルコヒーレント通信の更なる大容量化要求に伴い、キー部品である波長可変光源の高出力化・狭線幅化を検討した。AWGカプラとDRレーザアレイを集積した波長可変光源を提案し、光ファイバ出力は80mW以上、線幅の120kHz以下の特性を実現した。

○広帯域波長掃引量子カスケードレーザーの開発
/浜松ホトニクス(株)/枝村 忠孝・杉山 厚志・秋草 直大
本稿では、外部共振器を用いた中赤外領域の波長掃引可能な半導体レーザの開発について紹介する。小型化のキーとなるMEMS回折格子について解説し、分光応用例についても触れる。

○ナノ光ファイバを用いた導波路量子電気力学
/早稲田大学/青木 隆朗
量子ドット・蛍光分子・カーボンナノチューブ等のナノ発光体が研究されている。これらのナノ発光体を発光デバイスに応用するには、ナノ発光体からの集光や光ファイバへの結合の効率の向上が必要である。本稿では、ナノ光ファイバを用いたナノ発光体からの高効率集光法と、その基礎理論となる導波路量子電気力学に関して紹介する。

○メタサーフェスによる熱輻射スペクトル制御
/大阪大学/高原 淳一
近年、人工的な構造によって熱輻射スペクトルを制御することが可能となった。本稿では、高融点プラズモニック材料HfNを用いた二次元メタマテリアル(メタサーフェス)の熱輻射制御に基づく狭帯域赤外エミッターに関する我々の研究の現状と展望を紹介する。

○シリコンフォトニクス光配線に向けたゲルマニウム発光素子
/東京都市大学/徐 学俊・澤野憲太郎
シリコンフォトニクスによる光配線の実現には、高効率なモノリシック集積発光源の実現が必須である。本稿では、ゲルマニウムを基盤とした発光デバイスについて、特にバンドエンジニアリングによる直接遷移化について最近の我々の取り組みを紹介する。

○退色に強い蛍光標識剤と超解像イメージング
/名古屋大学/多喜 正泰
本稿では、まず超解像イメージング技術の原理と蛍光色素が抱える課題について紹介し、超耐光性蛍光色素の特徴と可能性、および超解像イメージング技術の今後の展望について述べる。

■解説
○ハロゲン化鉛ペロブスカイトのナノ粒子励起子光物性
/京都大学/金光 義彦
低温の溶液プロセスで簡単に作製できるハロゲン化金属ペロブスカイト半導体が、新しい太陽電池や発光ダイード材料として期待されている。本稿では、この新しい光機能性材料であるペロブスカイト半導体のバルク結晶およびナノ粒子の発光特性について紹介する。

○分光プロジェクタの構築と光計測技術への展開
/千葉大学/平井 経太・堀内 隆彦
本稿では、分光プロジェクタのシステム構成と広色域画像や分光画像の投影について紹介する。さらに、分光プロジェクタを空間的かつ分光的に制御可能な照明装置として利用し、光計測技術へ応用した事例について述べる。

○ウェットエッチングを利用したSiの砥粒フリースライシング
/近畿大学/村田 順二
太陽電池用Siの切断加工を目的とし、ウェットエッチングを利用した新たなスライシング法の開発を行っている。本稿では、フッ硝酸液中において、Siインゴットを金属ワイヤにより摩擦することで、アスペクト比が高く、かつダメージの発生がない加工法について紹介する。

○光ファイバケーブルの細径高密度化で光通信の大容量化に拍車
/(株)フジクラ/大里 健
複数の光ファイバを間欠的につないだ新たなテープ心線の誕生により、究極的な光ケーブルの細径高密度化が進んでいる。この革新的な光ケーブルは、大容量化する通信ネットワークを支える新しい技術として注目を集めている。本稿では、このケーブル構造と要素技術について紹介する。

○光コムを用いた分光エリプソメトリー法
/徳島大学/南川 丈夫・岩田 哲郎・安井 武史/(国研)産業技術総合研究所 大久保 章・稲場 肇
光コムは、その強度・位相・周波数の高い制御能・計測能により、これまでにない新たな特徴を持った精密計測が実現できる。本稿では、光コムの精密計測への応用、特に分光エリプソメトリーへの応用に向けた取り組みについて紹介する。

■研究室紹介
○北海道大学大学院 情報科学研究科 メディアネットワーク専攻 メディア創生学研究室
/北海道大学/坂本 雄児

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