日工の技術雑誌

プラスチックス 2020年11月号
商品コード:
S2011

プラスチックス 2020年11月号

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1,628 円(税込)
■特集:プラスチックとサスティナビリティ
本特集では、プラスチックとサスティナビリティの関わりについて、環境調和型プラスチックとリサイクルの両面から解説して頂きました。プラスチック=エコ素材への取り組みを俯瞰して頂ければ幸いです。

○変性セルロースによるバイオマスプラスチックの高強度化
/大阪大学/麻生隆彬・徐 于懿・宇山 浩
本稿では、われわれの研究グループが取り組んでいるセルロースによるバイオマスプラスチックの強化に関する研究の一部を紹介する。クエン酸変性セルロースをフィラーとして用いたポリ乳酸の強化およびセルロースナノファイバーと澱粉を複合化することによる海洋生分解性フィルムの開発について概説する。

○硫黄と藻類オイルを原料とする高分子の合成と利用
/筑波大学/桑原純平・神原貴樹
ある種の藻類は、高効率かつ選択的に炭化水素を産生する。この持続可能資源である藻類オイルと余剰資源である硫黄を直接反応させ、高分子を合成した。得られた含硫黄高分子がリチウム硫黄電池の正極材料として機能することを明らかにした。

○カシューを原料とした樹脂の特徴と事例
/東北化工(株)/嶋田武志
カシューナッツ殻液(CNSL)は古くから天然由来材料として使用されている、非可食部位から抽出されるフェノール誘導体である。本稿ではCNSLを主原料としたカシューベンゾオキサジン樹脂の特性を評価し、新たな適用の可能性について紹介する。

○微生物によるプラスチック廃棄物の生分解
/ワールドインキュベーター(株)/川島 剛
プラスチック廃棄物による問題に対して、生分解促進ペレットの特徴と共に、これを利用した生分解による環境負荷軽減について紹介する。生分解促進ペレットは、その高い汎用性と生分解性から問題解決に向けた解決策として期待できる。

○ウィズコロナ時代のバイオマス、生分解性素材の役割
/(株)三和商会/山崎周一
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、衛生面強化、使い捨て製品への回帰が進み、環境のみならず、人命の安全も考慮した対応が求められる。その意味でもバイオマス、生分解素材開発の重要性はますます高まっており、この課題解決に挑戦する当社の取り組みを紹介する。

○プラスチック油化・炭化装置による新しいプラスチック処理の考え方
/(有)古谷商店/古谷太嗣
再生資源回収処理装置「アーバンリグ」は反応炉内の水蒸気を加熱し処理物に熱を加え、廃プラスチックを油化する装置である。本稿ではその特徴と効果について紹介する。

■特設記事:接着・接合技術の進化
異素材とくっつくことでいつもと違った魅力を発揮するのがプラスチック。本特集では、新しいくっつき方、ユニークなくっつき方について紹介して頂きました。

○摩擦攪拌成形による機械的な異材接合の特徴と事例
/国士舘大学/大橋隆弘
摩擦攪拌プロセッシングによる塑性変形を利用した機械的接合法を紹介した。本法は、予備プロセスにより被接合材(硬質材)にインターロックのソースとなる構造を付与し、その後、摩擦攪拌成形により母材(軟質材)を変形させて機械的継手構造を形成する。

○ブラスト処理を利用した金属-樹脂接合の特徴と事例
/東京大学 生産技術研究所/梶原優介
ブラスト処理にて金属表面に微細構造を創製し、溶融樹脂を流し込んで冷却することによって強固な結合を生む金属-樹脂直接接合法について紹介する。具体的には、ブラスト処理を利用した成形接合の簡単な原理を説明したのち、砥粒の種類や表面性状と接合強度の関係、および接合強度向上に向けた最近の取り組みについて紹介する。

○動的共有結合化学に基づく架橋高分子の接着
/東京工業大学/大塚英幸
近年、架橋高分子の一部に平衡系の特殊な共有結合(動的共有結合)を導入することで、さまざまな機能の付与ができるようになってきた。本稿では動的共有結合化学の概念とそれに基づく架橋高分子の自己修復、再成形、異種架橋高分子界面の接着について紹介する。

○ナノアンカー形成によるスーパーエンプラ・CFRPの密着性向上
/マコー(株)/小方雅淑
水と粒子状研磨材を混合したスラリーを投射して加工を行うウェットブラストは、微細な研磨材を利用できる特徴を生かして高機能プラスチック表面にナノアンカーを形成することができ異種材料との密着、接着に効果を上げている。

■連載
○大自然を科楽する 第55回
/青野哲士

○編集の眼・コロナ禍に活躍するプラスチック日用品 日本プラスチック日用品工業組合
/編集部

○編集の眼・2030年までに、全エンプラでバイオベース/リサイクルベースを選択可能に Royal DSM
/編集部

○トヨタ生産方式をプラスチック成形に応用しよう 第2回
/技術オフィス Tech-T/高原忠良

○世界のバイオプラスチックは今 第35回
/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲

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